今春から日本での供用となった2006年の3歳ワールドチャンピオン・ディスクリートキャット。週末のJRA開催で産駒のオーロリンチェが将来性あふれる走りをみせ、新馬戦を快勝した。

129日(土)、中山競馬場で行われた新馬戦(2歳・ダート・1200m)をデビューに選んだオーロリンチェ。1番人気に推されたオーロリンチェは、抜群のテンのスピードで早々にハナに立つと、道中は自身のペースでレースを運び、最終コーナーを回り直線へ。直線では前2頭の一騎打ちとなったが、オーロリンチェは余裕ある手応えで2着に3/4馬身差をつけ、また、3着以下を大きく引き離して勝利した。 

オーロリンチェは米国産、母It'schemistrybaby、母の父Meadowlakeという血統の2牝馬。2016年のキーンランド・セプテンバー・イヤリングセールで購買されたオーロリンチェ。本馬の半兄Majestic City2015年のローンスターパークH (G3)など重賞2勝、ブリーダーズフュチュリティ(G1) 2着、デルマーフュチュリティ(G1) 3着の活躍馬。

 

オーロリンチェ(2015年生・めす・栗)

Discreet Cat 母Pretty Discreet 母の父Meadowlake

馬主 岡田 牧雄 様

美浦 高木 登 厩舎

生産者 米国 Trackside Farm & Tenlane Farm

 

年度代表馬インヴァソールを破り、UAEダービーを6馬身差で圧勝したディスクリートキャット。アケダクトのマイル戦で樹立したコースレコードは、あのイージーゴアに並ぶ快挙。カーターH (G1)を連覇したダッズキャップスを筆頭に、これまでに送り出したG1ホースは6頭、G1勝ち馬3頭。そして、ステークス勝ち馬率は7%を記録。