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ヨシダのセカンドクロップが重賞初勝利!

ヨシダ 産駒の2歳牡馬、サントゥアーリオ Santuario が9月15日にペルーのモンテリコ競馬場で開催されたG2・クラシコ・ポージャ・デ・ポトリージョス Clasico Polla de Potrillos (ダート1600m) において逃げ切って快勝。ヨシダ産駒のセカンドクロップとして初の重賞ウィナーとなった。 サントゥアーリオは二の脚を利かせて主導権を握り、2ハロン24秒程度のラップを刻んで快走。最後の直線が近づくにつれ、後続との差が縮まると、2番手につけていた1番人気馬マジックパワー Magic Power と並んで直線に入った。しかし、そこから進路を少し外に選択すると、二枚腰を発揮。内から追い上げてきたミレニアルボーイ Millennial Boy を突き放して2馬身の差をつけ、初の重賞タイトルを手にした。 サントゥアーリオはアメリカ生まれの2歳牡馬。ペルーにおいて3歳馬に混じり6月29日のダート1000m戦でデビュー勝ちを収め、8月11日にはリステッドレース、クラシコ・ヒポドロモ・デ・サン・フェリペ (ダート1600m) を勝利。ここまで4戦3勝の成績を収めている。 2023年に初年度産駒がデビューしたヨシダは種牡馬としても好調。ファーストクロップはG2を制したグレイヨッシュなど34頭が、セカンドクロップもサントゥアーリオを含めた6頭が勝ち上がっている。


ヨシダ産駒グレイヨッシュ Grayosh がG2勝利!

8月17日、アメリカ・サラトガ競馬場で行われたG2レイクプラシッドステークス (3歳牝馬限定・芝1700m) で、グレイヨッシュ Grayosh が ヨシダ 産駒として初の重賞制覇を飾った。 最内の2番枠 (1番枠は取消) からスタートを決めたグレイヨッシュはインの3番手を確保してレースを進めた。離れた逃げたオリ Ori との差を3コーナー過ぎから詰め、直線目がけてスパートを開始。直線では外から追い上げてきたシーフィールズプリティ She Feels Pretty との叩き合いになると、内から勝負根性を発揮してグイッとひと伸び。2023年のカナダ ナタルマステークス (G1) を圧勝し、同年のBCジュヴェナイルフィリーズターフでも僅差の3着に入った実績馬をクビ差競り落とし、重賞勝利を手中に収めた。管理するチャド・ブラウン調教師には、同ステークス4連勝で記録更新となる6勝目をプレゼントした。 ヨシダ産駒のファーストクロップであるグレイヨッシュは、2022年ファシグティプトン・ケンタッキーオクトーバーイヤリングセールに上場され、ショーン・フラナガン氏が2万5000ドルで購入。今年の1月にデビューすると、3戦目の芝1700m戦で初勝利をあげ、直後のG3ワンダーアゲインステークス (芝1800m) で4着。重賞2戦目となる今回、初のタイトルを獲得した。今後は、昨年の英1000ギニー馬モージュ Mawj が制したG1クイーンエリザベス2世チャレンジC


ヨシダ産駒からリステッドウィナーが誕生!

ヨシダ の初年度産駒であるデスヴィオ Desvio (セン3歳) が、7月8日にデラウェアパーク競馬場 (米デラウェア州)、芝2200mで行われたリステッドのケントステークス (優勝賞金10万ドル) で優勝。ヨシダ産駒として初のリステッドレース勝利をマークした。 スタート直後、二の脚を利かせて好位の5番手を追走したデスヴィオ。3コーナーを過ぎてスパートをかけると、ポジションを上げながら直線へ。最後はノモス Nomos、スピリットプリンス Spirit Prince と3頭の叩き合いになったが、ゴール前で一歩抜け出すと2着馬に半馬身差をつけて差し切った。 同馬は2歳11月にダートでデビュー。3戦目 (ローレル競馬場・ダート1600m) で初勝利をあげ、6戦目となる前走の条件戦 (ピムリコ競馬場・芝1700m) で芝に初挑戦した。最後方から徐々に進出すると、直線は大外を豪快に伸びて差し切り2勝目を手中に収めた。再度、芝に挑戦した今回も外から末脚を伸ばして2連勝。本路線における注目馬となった。 ハーツクライ産駒のヨシダは、日本産馬として初めてアメリカのダートG1、ウッドウォードS (サラトガ競馬場) を制覇。芝にも適応し、チャーチルダウンズ競馬場で行われたG1、ターフクラシックSも制している。2020年に現役を引退して種牡馬に転身。2023年デビューのファーストクロップからデルマー競馬場の2歳重賞で入着したヤッタ、青葉賞で3着に好走したデュアルウィルダーなど早くも33頭の勝ち馬を送り出し注目を浴びている。2024年からダーレー・ジャパンで供用され、種付料は150万円となっている。


ヨシダ産駒、オキロ Okiro がアニマルキングダムステークスに優勝

3月23日、ターフウェイパーク競馬場 (米オハイオ州) で行われたアニマルキングダムS (オールウェザー1200m、賞金23万5000ドル) で、オキロ Okiro がハイペースのなか直線で鮮やかに差し切り、 ヨシダ 産駒としてステークスレース初勝利を飾った。 同馬はすでに2歳時にガルフストリームパーク競馬場で行われたハリウッドビーチS (ダート1000m) で2着と、ステークスレースで入着していた。 芝のレースを2走した後、初のオールウェザーに出走したオキロ。ゲートでやや出遅れ、ジョーシースティ Joe Shiesty、スモーキースモーキー Smokey Smokey が先行争いを繰り広げるなか、中団の6番手に待機。鞍上のジュリアン・ルパルー Julien Leparoux騎手が3コーナーすぎで外から少しポジションを上げて前との差を詰め、3番手で直線に入った。さらに、エンジンをふかして末脚を爆発させると、先行争いを続けていたジョーシースティとスモーキースモーキーの2頭を直線半ばでかわし、最後は2着同着のスモーキースモーキー、シャーズに2馬身と1/4差をつけて3勝目をあげた。 ケンタッキー州のバーレソンファーム Burleson Farm とマッケンジーブラッドストック


ヨシダ産駒がJRA初勝利

今シーズンより日本で供用中の ヨシダ 。日本産馬として史上初のアメリカダートG1を制覇。アメリカで芝・ダート両方のG1制覇という偉業を成し遂げ、種牡馬として故郷に戻ってきたヨシダの産駒がJRAで待望の初勝利をあげた。 父に節目の1勝を贈ったのは、父の戦績から“二刀流”と名付けられたデュアルウィルダー。3月2日 (土)、中山競馬場において行われた3歳未勝利戦 (芝2200m) に出走。好スタートを切ると、馬の行く気に任せて先頭へ。鞍上のリチャード・キング騎手と呼吸を合わせて直線に入ると、リードをぐんぐん広げ2着馬につけた着差は5馬身。他を圧倒するパフォーマンスで初勝利を手中に収めた。既走馬相手となったデビュー戦は後方から上がりタイム33秒4の脚で追い込んで3着。ひと叩きして体調も上昇した2戦目では自らレースメイクするなど型にはまらないレースぶりで、今後に期待が膨らむ走りを見せた。 デュアルウィルダーは母ダンスウィズキトゥン、母の父Kitten’s Joy (キトゥンズジョイ) という血統の3歳牡馬。母は北米で3勝。叔父のDivisidero (ディヴィシデロ) は芝のマイルから中距離を主戦場にし、ヨシダも後に制した米G1・ターフクラシック (芝1800m) を連覇するなど重賞を5勝し、種牡馬となった。 ヨシダのファーストクロップは2021年セレクトセールにも上場され、当歳馬が2000万円、1歳馬が2100万円で落札された。2023年にアメリカでデビューした初年度産駒は、ヤッタがデルマー競馬場の2歳重賞で入着。ガルフストリームパーク開催のステークスレース入着馬オキロらの期待馬を含め、早くも20頭が勝ち上がっている。 デュアルウィルダー (2021年生・牡・鹿) 父ヨシダ 母ダンスウィズキトゥン 母の父Kitten’s Joy (キトゥンズジョイ) 馬主 (有) 社台レースホース 美浦 堀 宣行 厩舎