ヨシダ産駒からリステッドウィナーが誕生!

ヨシダの初年度産駒であるデスヴィオ Desvio (セン3歳) が、7月8日にデラウェアパーク競馬場 (米デラウェア州)、芝2200mで行われたリステッドのケントステークス (優勝賞金10万ドル) で優勝。ヨシダ産駒として初のリステッドレース勝利をマークした。

スタート直後、二の脚を利かせて好位の5番手を追走したデスヴィオ。3コーナーを過ぎてスパートをかけると、ポジションを上げながら直線へ。最後はノモス Nomos、スピリットプリンス Spirit Prince と3頭の叩き合いになったが、ゴール前で一歩抜け出すと2着馬に半馬身差をつけて差し切った。

同馬は2歳11月にダートでデビュー。3戦目 (ローレル競馬場・ダート1600m) で初勝利をあげ、6戦目となる前走の条件戦 (ピムリコ競馬場・芝1700m) で芝に初挑戦した。最後方から徐々に進出すると、直線は大外を豪快に伸びて差し切り2勝目を手中に収めた。再度、芝に挑戦した今回も外から末脚を伸ばして2連勝。本路線における注目馬となった。

 

ハーツクライ産駒のヨシダは、日本産馬として初めてアメリカのダートG1、ウッドウォードS (サラトガ競馬場) を制覇。芝にも適応し、チャーチルダウンズ競馬場で行われたG1、ターフクラシックSも制している。2020年に現役を引退して種牡馬に転身。2023年デビューのファーストクロップからデルマー競馬場の2歳重賞で入着したヤッタ、青葉賞で3着に好走したデュアルウィルダーなど早くも33頭の勝ち馬を送り出し注目を浴びている。2024年からダーレー・ジャパンで供用され、種付料は150万円となっている。