今季、2歳が待望のデビューを迎えたモンテロッソ、週末のJRA開催ではユイノシンドバッドが勝利し、父の産駒として新たな2歳勝ち馬となった。
9月23日(土)、中山競馬場で行われた2歳未勝利(ダート・1800m)に出走したユイノシンドバッド。3戦目で初のダート戦に出走したユイノシンドバッドは、外枠から滑らかにスタートを切ると道中は抜群の手応えで4、5番手を追走。3コーナーでペースを上げたユイノシンドバットは先頭に並びかけて直線へ。直線ではしっかりした末脚で2着以下を寄せ付けず、残り200m付近で早々に決着をつけたユイノシンドバッドは2着に2馬身差、3着以下を5馬身差以上引き離し勝利した。父の産駒として5頭目の勝ち馬となったユイノシンドバッド、母の父はダンスインザダーク。サンデーサイレンス系繁殖牝馬とモンテロッソとの相性を探る上でも興味深い存在といえる。
ユイノシンドバッドは日高町、下河辺牧場生産。母マドリガルスコア、母の父ダンスインザダークという血統の2歳牡馬。本馬の3代母ロイヤルコスマーは1985年のトパーズS勝ち馬で同年の桜花賞(G1) 2着などがある活躍馬。また、近親のグレイスティアラは2005年の全日本2歳優駿(G1)、兵庫ChS (G2)など重賞3勝を上げている。
ユイノシンドバッド(2015年生・牡・青鹿)
父モンテロッソ 母マドリガルスコア 母の父ダンスインザダーク
馬主 由井 健太郎 様
美浦 竹内 正洋 厩舎
日高町 下河辺牧場 生産
モンテロッソは父系祖父ドバイミレニアムに続き、ドバイワールドカップをレコードで制する偉業を達成。生涯を通じて、G1馬20頭を撃破。父は世界を席巻する種牡馬、ドゥバウィ。その血を導入する貴重な機会を提供。また、サンデーサイレンスの血脈とも理想的なアウトクロスを実現。