世界を席巻する種牡馬、ドゥバウィ。その血を受け継ぐドバイワールドカップ勝ち馬モンテロッソ。本年デビューを迎えた初年度産駒から初の勝ち馬が誕生した。
モンテロッソ産駒として最初の勝ち馬となったビリーバーは、7月9日(日)に福島競馬場で行われた2歳未勝利戦(芝1200m)に出走。これまでの好走から人気の一角に推されたビリーバーは、抜群のスタートを決めハナを奪いレースのペースを握る。スピードあふれる走りで、後続を3/4馬身程離して4コーナーを回ったビリーバーは直線入り口で後続に並びかけられると、そこからさらに力強く末脚を伸ばして追撃を退け、2着に半馬身差をつけて勝利し、モンテロッソ産駒として最初の勝ち馬となった。
ビリーバーは浦河町・ミルファーム生産。母デイドリーマー、母の父ネオユニヴァースという血統の2歳牝馬で母の初仔。母デイドリーマーはJRA勝ち馬。本馬の近親には2016年のシンザン記念(G3)に勝利したロジクライなどがいる。ネオユニヴァースを母父に持つビリーバー。サンデーサイレンス系繁殖牝馬との配合で勝ち馬となったことは、モンテロッソの今後の可能性を占う上で、興味深い存在といえそうだ。
ビリーバー(2015年生・めす・黒鹿)
父モンテロッソ 母デイドリーマー 母の父ネオユニヴァース
馬主 (有) ミルファーム 様
美浦 石毛 善彦 厩舎
浦河町 ミルファーム 生産
モンテロッソは父系祖父ドバイミレニアムに続き、ドバイワールドカップをレコードで制する偉業を達成。世界を席巻する種牡馬、ドゥバウィの貴重な後継種牡馬。2014年の供用開始から4シーズンで400頭を超える繁殖牝馬と交配。