週末のJRA開催ではパッセが芝の新馬戦に勝利、この世代のJRA所属パイロ産駒として初の2歳勝ち馬となった。
7月2日(日)、福島競馬場で行われた新馬戦(2歳・芝1200m)に出走したパッセ。好馬体と好仕上がりから人気の一角に推されたパッセは、滑らかなスタートから抜群の手応えで2番手につけ、向こう正面から3コーナーへ。残り400mから追い出したパッセは、直線に入ると残り200mであっさり抜け出すスピードあふれる走りで後続に3馬身差をつけ、芝でのデビュー戦を勝利で飾った。
パッセは浦河町・ミルファーム生産。母パドブレ、母の父ホワイトマズルという血統の2歳牝馬。母パドブレはJRA2勝、新馬戦と2008年のダリア賞(OP)に勝利したスピード馬。
パッセ(2015年生・めす・栗)
父パイロ 母パドブレ 母の父ホワイトマズル
馬主 (有)ミルファーム 様
美浦 蛯名 利弘 厩舎
浦河町 ミルファーム 生産
アメリカのトップ種牡馬、タピット。その父プルピットが送る、トップクラスのG1マイラー。種牡馬となった今、産駒からは自身の資質を受け継ぎ、パワーとバランスを兼ね備えた素質馬が多数出現。初年度世代の勝ち上がり率は驚異の80%を記録。ステークスを制したシゲルカガ、ビービーバーレルを筆頭に、数多くの勝ち馬を世に送り出している。