今やダート界を牽引する存在となったパイロ。その代表産駒であるメイショウハリオがかしわ記念 (Jpn1) にて勝利を収めた。
5月4日 (木)、船橋競馬場で開催されたダートグレード競走、かしわ記念 (Jpn1・4歳上・ダート1600m) に出走したメイショウハリオ。スタート後、自身の持ち味を生かす競馬を選択。道中は無理にポジションを上げずに後方10番手を追走する形となった。向こう正面半ば過ぎから外を回って一気に追い上げ、先頭集団を射程に捕らえて直線を迎えると、豪快な末脚を披露し瞬く間に先頭に躍り出る。ゴール前では3頭の叩き合いとなるも、2・3着馬を実力でねじ伏せ、見事に昨年の帝王賞 (Jpn1) に続く2つ目のビックタイトルを手にした。
自身の力を存分に発揮し、素晴らしいレースを披露したメイショウハリオ。最高の形で史上初となる帝王賞連覇の偉業に挑む。
メイショウハリオは母メイショウオウヒ、母の父マンハッタンカフェという血統の6歳牡馬。本馬の半弟には、昨年のダイヤモンドS (G3) に勝利し、天皇賞 (春) (G1) 3着の実績を持つ現役馬テーオーロイヤル、叔父にはアルゼンチン共和国杯 (G2) 2着、ダイヤモンドS (G3) 3着などJRA5勝の実績馬メイショウカドマツらが名を連ね、さらに遡るとCourtly Deeに辿り着く優秀なファミリーに属している。
メイショウハリオ (2017年生・牡・栗)
父パイロ 母メイショウオウヒ 母の父マンハッタンカフェ
馬主 松本 好雄 様
栗東 岡田 稲男 厩舎
浦河町 三嶋牧場 生産
パイロは7年連続でサイアーランキングのトップ4に入り、
今やダート界を牽引する存在となった偉大な種牡馬。
中央・地方を問わず全国で産駒が活躍。
メイショウハリオが、帝王賞 (Jpn1) 、かしわ記念 (Jpn1) を制覇。
ミューチャリーは、史上初の地方所属馬によるJBCクラシック (Jpn1) 勝ち馬に。
ケイアイパープルは、佐賀記念 (Jpn3)、白山大賞典 (Jpn3) に優勝。
さらに、ベルピットが北斗盃を圧勝。
ダート路線を賑わす素質馬が続出。
歴史的名馬フライトラインの登場で、再び世界から
脚光を浴びるサイアーオブサイアーズ、プルピット。
いつの時代も大物を送り出す、約束のサイアーライン。