今季、初年度産駒がデビューしたモンテロッソ、週末のJRA開催でハトホルが新馬戦に勝利し、トキノパイレーツも新たに勝ち馬となった。
11月5日(日)、東京競馬場で行われた新馬戦(2歳牝馬・芝1400m)でデビューしたハトホル。スタートをポンと出たハトホルは、抜群の行きっぷりを抑えて中団の6、7番手で道中を運ぶ。直線を向いて追い出されると、鋭く反応して末脚を伸ばしたハトホルは、残り200mを切ってからは内との追い比べをゴール前でハナ差制する勝負強さを見せ、デビュー戦に勝利した。
ハトホルは浦河町・中脇満氏生産、母フローズンムーン、母の父アドマイヤムーンという血統の2歳牝馬。母の初子にあたるハトホル、近親には有馬記念(G1) 2回、天皇賞・秋(G1)を2回勝利し、2002年、2003年のJRA年度代表馬に選出されたシンボリクリスエスがいる。
ホトハル(2015年生・めす・鹿)
父モンテロッソ 母フローズンムーン 母の父アドマイヤムーン
馬主 高瀬 真尚 様
美浦 本間 忍 厩舎
浦河町 中脇 満 氏 生産
また、同日の東京競馬場で行われた2歳未勝利(ダート1600m)にはトキノパイレーツが出走、3戦目となったレースで2着に1馬身と1/4差をつけ勝利、新たな勝ち馬となった。
トキノパイレーツ(2015年生・牡・鹿)
父モンテロッソ 母エルサフィール 母の父タヤスツヨシ
馬主 田中 準市 様
美浦 相沢 郁 厩舎
新冠町 川上牧場 生産
モンテロッソは父系祖父ドバイミレニアムに続き、ドバイワールドカップをレコードで制する偉業を達成。生涯を通じて、G1馬20頭を撃破。これまでに33頭のG1馬を送り出した世界を席巻する種牡馬ドゥバウィ。その血を導入する貴重な機会を提供。また、サンデーサイレンスの血脈とも理想的なアウトクロスを実現。