ファインニードル供用のお知らせ

 ダーレー・ジャパン株式会社 (本社所在地:北海道沙流郡日高町、代表取締役:ハリー・スウィーニィ) は、2018年に国内無敗、史上初の年間スプリント重賞4勝という快挙を成し遂げ、JRA賞最優秀短距離馬に輝きましたファインニードルを2019年シーズンより種牡馬として供用することを決定いたしました。

 ファインニードルは、4歳時に阪神競馬場の芝1200mで行われた水無月Sにおいてコースレコードタイとなる1.07.1秒で優勝。その素質を開花させると、同年のセントウルS (G2) に勝利し重賞初制覇。5歳になり年明けのシルクロードS (G3) に勝利。そして、いよいよ本格化を迎えた本馬は、続く春の短距離王決定戦、高松宮記念 (G1) において素晴らしい末脚を披露して優勝、見事G1初制覇を成し遂げました。その後、セントウルS (G2) を連覇して挑んだ秋の大一番、スプリンターズS (G1) でも後方から数々の有力馬を抜き去り優勝、ロードカナロア以来となるJRAスプリントG1完全制覇の偉業を達成しました。

 本馬の父アドマイヤムーンは、G1馬ファインニードル、セイウンコウセイを筆頭にこれまでに8頭の重賞勝ち馬を送り出し、芝のサイアーランキングにおいては常に上位の成績を収めています。とりわけスプリントレースにおいて他の種牡馬を圧倒し、貴重なエンドスウィープの後継種牡馬として類まれなるスピードを産駒に伝えています。

 また、本馬は母系も優秀で母ニードルクラフトはクロエ賞 (G3)、セルジオクマーニ賞 (G3) の勝ち馬、祖母はフィーニクスS (G1) 2着の快速馬で、近親にはドラール賞 (G2) 勝ち馬FractionalやタロックS (G2) 勝ち馬Gallatinらが名を連ねます。

 

ハリー・スウィーニィ(代表取締役)

「日本で生産され、ゴドルフィンの勝負服で初めてG1に勝利し、JRAスプリントG1完全制覇という偉業を成し遂げたファインニードルが、晴れてダーレースタリオンに仲間入りすることは、私たちにとって非常に嬉しく、そしてエキサイティングな事です。私たちに夢を与えてくれた本馬が、今後は貴重な血を引くアドマイヤムーンの後継種牡馬として成功するよう、手厚くサポートして参ります。関係者の皆様にもこの系統特有のスピードを是非実感していただきたいと存じますので、多数のご利用をお待ちしております」

 

なお、種付料は250万円とさせて頂きます。