2016年の勝ち馬数におけるリーディングファーストシーズンサイアーとなったフリオーソ。週末のJRA開催では、その2世代目産駒となるガウラミディが新馬戦に勝利した。
7月8日(土)、函館競馬場で行われた新馬戦(2歳・ダート1000m)に出走したガウラミディ。雄大な馬体から繰り出す大きなフットワークで、道中3番手を追走したガウラミディ。レースは直線に入ると前3頭の激しい追い比べとなり、外から差を詰めたガウラミディが、熾烈な追い比べをハナ差制する勝負強さをみせ、デビュー戦に勝利した。
ガウラミディは新ひだか町・岡田牧場生産。母ロメラ、母の父サクラバクシンオーという血統の2歳牝馬。5代血統表内にサンデーサイレンスを含まない血統構成が印象的なガウラミディ。近親には、2014年のアンタレスS (G3) などに勝利し、同年のチャンピオンズC (G1)でも2着となったナムラビクターなどがいる。
ガウラミディ(2015年生・めす・栗)
父フリオーソ 母ロメラ 母の父サクラバクシンオー
馬主 村上 憲政 様
栗東 佐藤 正雄 厩舎
新ひだか町 岡田牧場 生産
フリオーソは2歳・3歳ダートチャンピオン。 NAR年度代表馬に輝くこと、実に4回。2歳から7歳にかけてG1レース6勝。ステークスホース、バリスコアを筆頭に勝ち馬数におけるリーディングファーストシーズンサイアーに君臨。初年度産駒は既に53頭が勝ち馬となり、2世代目産駒は早くも7頭が勝ち馬となる。供用初年度から5シーズンを経て、各シーズンとも100頭以上の牝馬を集める。産駒はセリでも高い評価を得て、供用開始2世代の平均落札価格は、種付料の約6倍を記録。