ファインニードルの初年度産駒、クルゼイロドスルがジュニアC (L) を楽々と逃げ切って快勝、リステッドウィナーとなる。
1月5日 (木)、中山競馬場で開催されたジュニアC (リステッド・3歳・芝1600m) に出走したクルゼイロドスル。2番人気に支持された本馬は、大外枠からスタートを決めると持ち前のテンのスピードを生かし、先行争いを制して早々に先頭に立ちレースのペースを握る。道中も自身のペースで脚をため、抜群の手応えで4コーナーを回ったクルゼイロドスルは、直線に入り鞍上に促されると瞬く間に後続を引き離して早々に勝敗を決め、鞍上がステッキを使うまでもなく悠々とセーフティーリードを保ち、2着に4馬身差をつけて勝利した。
父ファインニードルの初年度産駒であるクルゼイロドスルは、母スタリア、母の父アルカセットという血統の3歳牡馬。本馬の母スタリアはJRA2歳勝ち馬で、半姉エオリアはJRA4勝・浜名湖特別などに勝利しており、いとこにはJRA2勝・ファルコンS (G3) 3着などの実績があるローゼンクリーガーなどがいる。また本馬の4代母Fall Aspenは今も世界各地で活躍馬を送り出し続けている名牝系の祖ともなっている。
クルゼイロドスル (2020年生・牡・栗)
父ファインニードル 母スタリア 母の父アルカセット
馬主 ゴドルフィン
栗東 高橋 義忠 厩舎
日高町 ダーレー 生産
2018年のJRA賞最優秀短距離馬。
ロードカナロア以来となる、スプリントG1完全制覇。
年間スプリント重賞4勝は、前人未到の偉業。
母ニードルクラフトは、芝1800mのクロエ賞 (G3)、
芝1600mのセルジオクマーニ賞 (G3) を制覇。また、
祖母シャープポイントは、芝1200mで開催される
2歳戦、フィーニクスS (G1) 2着のブラックタイプウィナー。
欧州で繁栄するスピード感溢れるファミリー。
ファ-ストクロップから早くも、
ブラックタイプホースが誕生。
クルゼイロドスルはジュニアC (L) を快勝。
ウメムスビがカンナS (オープン) に勝利。
トレンディスターは中京2歳S (オープン) で2着。
3歳路線を賑わす存在となる。
種牡馬としても花咲く時が、刻一刻と迫っている。