ダーレー・ジャパン株式会社 (本社所在地:北海道沙流郡日高町、代表取締役:ハリー・スウィーニィ) は、アンブライドルズソング (Unbridled's Song) の後継種牡馬としてアメリカで成功を収めるウィルテイクチャージ (Will Take Charge) を2023年シーズンより日本で供用することを決定いたしました。
ウィルテイクチャージは、3歳時に“ミッドサマーダービー”と称され、歴代の勝ち馬には数々の歴史的名馬が名を連ねる伝統の一戦、トラヴァーズS (G1) を制覇すると、その年のBCクラシック (G1) においては不利を受けながらも鼻差の2着。しかし、その次走となった暮れのクラークH (G1) に勝利し、見事エクリプス賞3歳牡馬チャンピオンに輝きました。2015年度よりスリーチムニーズファーム (Three Chimneys Farm) で種牡馬入りした本馬は、初年度世代から今年のBCスプリント (G1) で勝ち馬から僅差の4着に入線したマニーワー (Manny Wah) ら重賞勝ち馬を送り出すと、本年は、ゼアゴーズハーヴァード (There Goes Harvard) がハリウッドゴールドC (G1) を制覇。待望のG1勝ち馬が誕生しました。さらに、産駒は数少ないながら日本でも活躍。JRAにおける5頭の出走馬の内4頭が勝ち馬となり、そのいずれもが2勝以上を上げる活躍を見せ、高い適性を証明しています。
本馬の父アンブライドルズソングは種牡馬として、ドバイワールドC、BCクラシックを含む4つのG1レースに勝利したアロゲート (Arrogate) を筆頭に20頭以上のG1勝ち馬を送り出し大成功。日本においても重賞7勝を上げた名牝ラヴェリータら多数の活躍馬が輩出。さらに、母の父としても3冠馬コントレイルに加え、スワーヴリチャード、ダノンプラチナ、トーホウジャッカル、ノットゥルノら5頭ものG1勝ち馬を送り出し、他界した今も日本競馬界に多大な影響を与え続けています。
本馬はそのファミリーも秀逸で、母テイクチャージレディ (Take Charge Lady) は、スピンスターS連覇などG1レース3勝を上げた名牝。きょうだいにはテイクチャージインディ (Take Charge Indy)、アズタイムゴーズバイ (As Time Goes By)、甥にオマハビーチ (Omaha Beach)、姪にテイクチャージブランディ (Take Charge Brandi) らG1勝ち馬が名を連ねています。
ハリー・スウィーニィ (代表取締役)
「日本競馬への高い適性を証明している本馬を、アメリカで今年G1勝ち馬を送り出し、一層評価を高めたこのタイミングで導入できたことを大変嬉しく思います。今や母の父としても日本に大きな影響を与える偉大なアンブライドルズソング。その貴重な後継種牡馬として日本で多くの活躍馬を送り出し、成功を収めてくれるものと確信しております」
なお、種付料に関しましては後日発表させて頂きます。