タリスマニック産駒がJRA初勝利!

初年度産駒がデビューを迎えているタリスマニック

一際目を引く特徴的なルックス、スピードとスタミナ、そしてレースセンスを併せ持つブリーダーズCターフ勝ち馬であり、Medaglia d'Oro後継として期待の大きいタリスマニック。週末のJRA開催で産駒のバロットボックスが待望のJRA初勝利をあげた。

8月27日 (土)、札幌競馬場で開催された2歳未勝利 (芝1200m) に出走したバロットボックス。デビュー戦を叩いて調子も上向きのバロットボックスは、スタートを決めるとテンのスピードを生かして前へ。逃げ馬を前に見ながら2番手に付け4コーナーを回ったバロットボックスは、直線に入り残り200mを切った辺りで鋭い末脚を発揮し、ゴール前では逃げ馬と内から迫ってきた後続馬3頭との追い比べをきっちり制し、2着に3/4馬身差をつけ勝利した。

本年、初年度産駒がデビューしたタリスマニックは、今回JRA勝利をあげたバロットボックスを含め産駒は既に5頭が勝ち馬となっており、産駒は芝・ダートを問わない走りと仕上がりの早さ、小回り競馬にも対応できるレースセンスを備えた産駒を続々と送り出している。

ダーレーの自家生産馬であるバロットボックスは母ラッキーボックス、母の父ディープスカイという血統の2歳牝馬。本馬の母ラッキーボックスはJRAで2歳新馬戦に勝利、半兄のビーザラキエストもJRA勝ち馬となっており、近親には2015年の阪神ジュベナイルフィリーズ (G1)、2016年の桜花賞 (G1) などに勝利したメジャーエンブレムがいる。

 

バロットボックス (2020年生・めす・黒鹿) 

父タリスマニック 母ラッキーボックス 母の父ディープスカイ

馬主 ゴドルフィン

美浦 宮田 敬介 厩舎

日高町 ダーレー 生産

 

タリスマニックは、G1馬9頭を相手に、コースレコードでBCターフ (G1) を制覇。

スピードとスタミナ、そして、器用なレースセンスを併せ持つ。

常にトップクラスで優秀な成績を収めたアイドルホース。

獲得したタイムフォームレーティングは125。

 

母は、ロイヤルヒロインS (G3) 勝ちなど、

米、仏の重賞戦線で活躍したブラックタイプウィナー。

バーグクレアに辿り着くそのファミリーには、

偉大なディープインパクト、ダービー馬レイデオロら、

日本における数々のスーパーホースが名を連ねる。

2022年、その初産駒デビューに世界が注目。