新種牡馬タリスマニックの初出走産駒が、門別競馬場において初勝利!

今年、初年度産駒がデビューを迎えたタリスマニック

一際目を引く特徴的なルックスと、2歳から5歳まで、世界各地の競馬場で活躍した確かな能力を併せ持ち、世界のG1馬9頭を相手にブリーダーズカップターフ (G1) をコースレコードで制覇した本馬。

世界中がその産駒の動向に注目する中、来週より始まるJRAでの新馬戦より一足早く門別競馬場において、初の出走産駒であるマサノチャンスが2戦目にして初勝利を挙げた。デビュー戦はスタートで後手を踏み、後方からの競馬となるも、直線での脚は確かなものを見せていた本馬は、5月26日 (木) の2戦目では、抜群のスタートを決め、2番手からレースを進めると、直線では鞍上のゴーサインに応え、上がり最速の末脚を繰り出して1着でゴール。素質の高さを伺わせる強烈な決め手を見せつけての勝利となった。

マサノチャンスは母ティアップアリア、母の父ヘニーヒューズという血統の2歳牡馬。母のきょうだいであるレッドアーチャーは南関東で5勝。4代母には仏ロワイヤリュー賞 (G2) 勝ち馬のパッショナリアⅡが名を連ねる。

ファーストシーズンサイアーとして、早くも勝ち馬を送り出し、自身は芝・2400mを主戦場としながらも、ダート・1000m戦を勝ち切る高いスピード能力を伝えていることが明らかになったタリスマニック。産駒の評価はデビューが近づくにつれて高まり、その活躍に関係者からの期待の声が続々と集まっている。また、マサノチャンスにも認められるが、本種牡馬を配合する際のポイントとなるサンデーサイレンスとのニックス性にも期待したい。

 

マサノチャンス(2020年生・牡・鹿)

父タリスマニック 母ティアップアリア 母の父ヘニーヒューズ

馬主 古賀禎彦 様

北海道 田中 正二 厩舎

浦河郡 小林 正仁 生産

 

タリスマニックは、日本馬が活躍した2021年のブリーダーズカップと同じ舞台である、デルマ―競馬場において、2017年にコースレコードでBCターフ (G1) を制覇。

 

母は、ロイヤルヒロインS (G3) 勝ちなど、

米、仏の重賞戦線で活躍したブラックタイプウィナー。

バーグクレアに辿り着くそのファミリーには、

偉大なディープインパクト、ダービー馬レイデオロら、

日本における数々のスーパーホースが名を連ねる。

 

2022年、その初産駒デビューに世界が注目。