2020年から日本で供用されている種牡馬ホークビル、海外に残してきたその初年度産駒が初勝利をあげた。
[TDN] Freshman Sire Hawkbill Off The Mark At Musselburgh
Freshman Sire Hawkbill Off The Mark At Musselburgh (thoroughbreddailynews.com)
見事初勝利を挙げたホークビル産駒、Harry’s Hero (ハリーズヒーロー・牡・栗毛)は、現地時間の8月24日、イギリスのMusselburgh (マッセルバラ) 競馬場で開催された2歳未勝利戦 (芝7ハロン33y) にて、2着を2馬身半突き放す力強いレースぶりで勝利、本産駒として記念すべき最初の勝ち馬となった。
父ホークビルは現在、日本のダーレーで供用中。本邦での初年度世代となる現1歳は、父を彷彿とさせる俊敏で力強い産駒が多く出ており、8月22日から開催されている「北海道市場サマーセール」において産駒が1,450万円で取引されるなど高評価を得ている。
Harry’s Hero (GB)(2020年生・牡・栗)
ホークビル - Flora Medici(GB) by Sir Percy (GB)
馬主 Refai Alghuraban
調教師 Alice Haynes
ブリーダー W N Greig
ホークビルは、2歳から3歳時にかけ破竹の6連勝でエクリプスS (G1) を制覇。
4歳時には、英・独・米の12ハロンのG1、コロネーションC、ベルリン大賞、そして、ノーザンダンサーターフSで入着。
5歳時には、衝撃の逃げで海外の有力馬
クロスオブスターズ、ポエッツワード、
ベストソリューションや、日本からの遠征馬
レイデオロ、サトノクラウン、モズカッチャンら
G1ウィナーを相手に2着に3馬身差を付け、
ドバイシーマクラシック (G1) を圧勝。
父は米リーデングサイアー、そして、8年連続で
リーディング・アクティブ・ターフサイアーに輝く、
偉大な種牡馬キトゥンズジョイ。
本馬はそのファミリーも秀逸。半弟に
ブリーダーズフューチュリティ (G1) を制し、
アメリカで種牡馬生活を送るフリードロップビリー。
祖母セラーピはバレリーナS (G1) の勝ち馬、
曾祖母モチーラもラフィアンH (G1) 2着の名牝。
そして、偉大な種牡馬コジーンらも名を連ねる。