先日、本邦初産駒世代がJRAの新馬戦に勝利したキングズベスト。週末のJRA開催では、産駒ナムラアイドルが芝1200mの新馬戦に勝利した。

7月30日 (土)、小倉競馬場で行われた2歳新馬 (芝1200m) に出走したナムラアイドル。抜群のスタートを切ったナムラアイドルは、テンのスピードを生かしてハナを狙う。道中から2頭でハナを争う形で4コーナーを回った本馬は、直線に向くと豊富なスピードを発揮して残り200mで抜け出し、ゴール前では内からの猛追をしのぎ切る勝負強さをみせ、逃げ切りで勝利した。レース後、鞍上からは「最後もしっかりと伸びてくれました。さらに良くなると思います」とのコメントが発せられた。
 
ナムラアイドルは日高町・いとう牧場生産。母ナムラミーティア、母の父サクラバクシンオーという血統の2歳牝馬。母ナムラミーティアは2008年のラベンダー賞勝ち馬で、同年の函館2歳S (G3) 2着の実績馬。
 
ナムラアイドル (2014年生・めす・鹿)
父キングズベスト 母ナムラミーティア 母の父サクラバクシンオー
馬主 奈村 睦弘 様
栗東 目野 哲也 厩舎
日高町 いとう牧場 生産
 
キングズベストは、日本ダービーおよび天皇賞の覇者エイシンフラッシュや英ダービーをレコードで制した凱旋門賞馬ワークフォースなど偉大な競走馬を送り出す、世界的名種牡馬。日本での供用開始から3シーズンにわたり、名牝、名血からのサポートを受ける。本邦初年度産駒は2016年、待望のデビューを迎え、既に3頭が勝ち馬となっている。