デビュー戦は、内ラチ沿いで窮屈な競馬を強いられ5着に敗れていた本馬であるが、2戦目の今回は、好スタートからややかかり気味ではあったが、好位の3番手外に進路を取り、終始楽な手ごたえで4コーナーを周る。最後の直線では、逃げ込みを図る先行馬を捉え、ゴール前でキッチリ交わす勝負根性を見せ優勝した。
日高町、シンコーファーム生産の本馬は、母がエルメスティアラ、母の父がブライアンズタイムという血統の2歳牡馬。叔母にエリザベス女王杯3着のエルノヴァ、さらに近親には、ジェネラス、オースミタイクーンなど活躍馬がずらりと並ぶ名牝系の出身。この牝系から再び大物誕生となるか今後の活躍に目が離せない。