小倉2歳ステークスにてダーレー種牡馬産駒4頭が1、3、4、5着!

9月1日 (日)、中京競馬場の芝1200mで開催された小倉2歳ステークス (2歳オープン・G3) で掲示板の5頭中4頭がダーレー種牡馬と、上位を占めた。

前日の雨の影響が残る重馬場で、力強い走りを見せたのはディスクリートキャット産駒のエイシンワンド (牡)。好スタートからスムーズに3番手に取りつくと、余裕十分に直線に向き、しっかりとした脚取りで差し切った。新馬戦から無傷の2連勝で重賞タイトルをつかみ、同産駒としては国内外で14頭目の重賞ウィナーが誕生。ディスクリートキャットは昨年5月25日に病気でこの世を去ったため、今年の当歳がラストクロップとなる。

3着はアーリントンロウ (牡)、4着にはレイピア (牡) とタワーオブロンドン産駒2頭が健闘。レコードの未勝利勝ちから重賞に挑んだアーリントンロウは、4番手追走から残り200mで猛追。2着馬と馬体を併せると勝ち馬と並ぶ上がりタイム2位となる34秒3の脚を繰り出し、上位2頭に迫った。芝1200mの持ち時計が1分8秒2とメンバー13頭中ナンバーワンのレイピアはスピードを活かしてハナへ。馬場の荒れた内を通りながらも最後まで踏ん張り、4着に粘り込んだ。

初年度産駒が今年デビューとなるタワーオブロンドン。すでにJRAで5頭、NARでも5頭の勝ち馬を送り出し、良好な滑り出しを見せて注目を浴びている。

5着アブキールベイ (牝) はファインニードル産駒。スタートこそ速くなかったものの二の脚で挽回し、中団のインをキープ。内の荒れた馬場でもひと追いごとに前との差を詰め、デビュー2戦目の重賞挑戦で掲示板を確保した。

今年が3世代目となるファインニードル産駒は、昨年2世代目のカルチャーデイ (牝3歳) がファンタジーSで重賞初制覇。初年度産駒のクルゼイドロスル (牡4歳) が7月27日 (土) の関越Sでオープン2勝目をあげ、エイシンフェンサー (牝4歳) は7月20日のTVh賞 (3勝クラス) を勝ってオープン入りを果たした。