ダーレー・ジャパン株式会社 (本社所在地:北海道沙流郡日高町、代表取締役:ハリー・スウィーニィ) は、英ダービー (G1) を制覇したアダイヤー (Adayar)、そして、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS (G1) の勝ち馬フクム (Hukum) を2024年シーズンより日本で供用することを決定いたしました。
アダイヤーは2歳時、デビュー2戦目で2着に9馬身差を付け初勝利を上げると、3戦目のクラシックトライアル (G3)、4戦目のダービートライアル (L) で共に2着。そして、デビューからわずか5戦目で挑んだ英ダービーにおいて2着に4馬身半差を付けるパフォーマンスを披露し圧勝、関係者を驚愕させました。その勢いは留まるところを知らず、次走のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSでは名だたる古馬勢を相手に、仏ダービー馬のミシュリフ (Mishriff) との壮絶な叩き合いを制し優勝。偉大なガリレオ (Galileo) 以来となる、英ダービー、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS同年制覇という快挙を達成しました。本馬の父は、欧州を代表する名種牡馬で、日本においても既に3頭のG1勝ち馬を送り出しているフランケル (Frankel) です。さらに、母は愛1000ギニー (G1) 2着のアンナサライ (Anna Salai) で、甥に仏2歳チャンピオンのナショナルディフェンス (National Defense) が名を連ねるなど、本馬は優秀なファミリーに属しています。
フクムは、シャドウェル (Shadwell Estate Company Ltd) の自家生産馬で、年齢を重ねる毎に着実に成長を遂げ、5歳時には、エプソムダウンズ競馬場、芝12fで行われたコロネーションC (G1) を、そして6歳時には、アスコット競馬場、芝12fを舞台としたキングジョージ6世&クイーンエリザベスSを制覇し、一気に芝中距離路線のトップクラスに昇り詰めました。また、本馬は全弟にG1レース6連勝など全11戦中10勝を上げ、数々の称号を獲得した歴史的名馬で、現在は種牡馬として絶大な人気を誇るバーイード (Baaeed) を持ち、その母系を遡ると伝説のナシュワン (Nashwan) やネイエフ (Nayef) の母ハイトオブファッション (Height Of Fashion) に辿り着く秀逸のファミリーです。そして父は、欧州で成功を収める名種牡馬、シーザスターズ (Sea The Stars) です。
ハリー・スウィーニィ (代表取締役)
「欧州を代表する種牡馬フランケルが送る、英ダービー勝ち馬アダイヤー、そしてシーザスターズが送る、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSの覇者フクムを同時に導入出来る事を大変嬉しく思います。この優秀な血脈が、日本に調和し成功を遂げるのは勿論のこと、延いてはその産駒たちが欧州をはじめ、世界へと羽ばたいてくれるものと期待しています。皆様のご利用を心からお待ちしております」
なお、種付料に関しましては後日発表させていただきます。