アドマイヤムーン産駒、ファインニードルがシルクロードS (G3) を完璧なレース運びで勝利

産駒の勢いが止まらないアドマイヤムーン。週末のJRA開催では、ファインニードルがシルクロードS (G3)に勝利した。アドマイヤムーン産駒は先日の京都金杯(G3)を制したブラックムーンに続く重賞勝利で、本年早くも2勝目の重賞勝利を手にした。 

128日(日)、京都競馬場で行われたシルクロードS (4歳上・G3・芝1200m)に出走したファインニードル。最内からスタートを切ったファインニードルは、逃げ馬2頭を前に置き、最内の34番手好位でレースを運ぶと、最終コーナーを2番手で回り直線へ。抜群の手応えを保ったまま、直線で追い出されたファインニードルは、残り200mで前を交わすと、そのまま突き抜けて2着に2馬身差をつける完璧レース運びで、昨年のセントウルS (G2)に続き、自身にとって二つ目となる重賞勝利を手にした。

また、本レースでは1着から3着までをアドマイヤムーン産駒が占め、アドマイヤムーンの勢いを象徴する結果となった。 

ファインニードルは母ニードルクラフト、母の父Mark of Esteemという血統の5歳牡馬。本馬の母ニードルクラフトは2005年のクロエ賞(G3)、セルジオクマニ賞(G3)勝ち馬。また、本馬の叔父Fractional2014年のドラール賞(G2)、2015年のメシドール賞(G3)など重賞4勝の活躍馬。

 

ファインニードル(2013年生・牡・鹿) 

父アドマイヤムーン 母ニードルクラフト 母の父Mark of Esteem

馬主 H.H. シェイク・モハメド

栗東 高橋 義忠 厩舎

日高町 Darley 生産

 

G1レース3勝を誇る、JRA年度代表馬。ジャパンカップでは、不屈の精神で内外の一流馬を撃破。産駒は距離不問の活躍:G1スプリンターのハクサンムーン、G1マイラーのレオアクティブ、2000mの強豪アルキメデス。そして2017年、セイウンコウセイが高松宮記念を制覇。待望のG1勝ち馬を送り出す。