アドマイヤムーン産駒から新たなステークスウィナーが誕生した。週末のJRA開催でムーンクレストがポートアイランドS (L)に勝利し、父の産駒として新たなステークスウィナーとなった。
10月1日(日)、阪神競馬場で行われたポートアイランドS (3歳上・L・芝1600m)に出走したムーンクレスト。滑らかにスタートを切ったムーンクレストは積極的なレース運びで2、3番手の好位でレースを運ぶ。4コーナー出口で手応えを保ったまま直線を向いたムーンクレストは、直線では一完歩ごとに前との差を詰めると、2着に1馬身と1/4差をつけ勝利し、父の産駒として新たなステークスウィナーとなった。
ムーンクレストは浦河町・三嶋牧場生産。母ビューティーコンテスト、母の父Singspielという血統の5歳牡馬。本馬の母ビューティーコンテストは愛国1勝。本馬のきょうだいにはJRAで湯川特別に勝利したジャニアリシックス、JRA3勝のフォルテ、ダノンマッキンレーなどがおり、叔母には2010年のクイーンズランドダービー(G1)勝ち馬Dariana、近親にはジュライC (G1)、ナンソープS (G1)、ミドルパークS (G1)などに勝利し種牡馬としても大成したOasis Dreamなどがいる。
ムーンクレスト(2012年生・牡・鹿)
父アドマイヤムーン 母ビューティーコンテスト 母の父Singspiel
馬主 ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン様
栗東 本田 優 厩舎
浦河町 三嶋牧場 生産
アドマイヤムーンはG1レース3勝を誇る、JRA年度代表馬。ジャパンカップ(G1)では、不屈の精神で内外の一流馬を撃破。産駒は距離不問の活躍:G1スプリンターのセイウンコウセイ、ハクサンムーン、G1マイラーのレオアクティブ、2000mの強豪アルキメデス。現4歳世代からはG1ウィナーのセイウンコウセイ、重賞ウィナーのファインニードル、ステークス勝ち馬のワンスインナムーン。現5歳世代からはステークス勝ち馬のフミノムーン、ブラックムーン、ムーンクレストが出現。