産駒にスピードを確実に伝えるアドマイヤムーン。リーディングサイアーランキング(芝)でトップ10入りを果たした後も、産駒は引き続き好調な走りをみせている。週末のJRA開催ではストーミーシーが古町特別に勝利した。 

729日(土)、新潟競馬場で行われた古町特別に出走したストーミーシー。2番人気に推されたストーミーシーは外枠からスタートを切ると、道中は89番手の中団外目でレースを運ぶ。4コーナーを回り直線に向いて残り500mで外に持ちだしたストーミーシーは、残り200mから爆発的な末脚を繰り出し、ゴール前でまるで図ったかのようにハナで差し切り、鮮やかに勝利した。 

ストーミーシーは母リーベストラウム、母の父ゼンノエルシドという血統の4歳牡馬。母のリーベストラウムはJRA3勝の特別勝ち馬でマリーゴールド賞(OP) 3着のスピード馬。本馬自身もスピードに富み、3歳時はニュージーランドT (G2) 2着などの実績がある。

 

ストーミーシー(2013年生・牡・栗) 

父アドマイヤムーン 母リーベストラウム 母の父ゼンノエルシド

馬主 (有)ミルファーム 様

美浦 斎藤 誠 厩舎

浦河町 ミルファーム 生産

 

アドマイヤムーンはG1レース3勝を誇る、JRA年度代表馬。ジャパンカップ(G1)では、不屈の精神で内外の一流馬を撃破。産駒は距離不問の活躍:G1スプリンターのセイウンコウセイ、ハクサンムーン、G1マイラーのレオアクティブ、2000mの強豪アルキメデス。現4歳世代からはG1ウィナーのセイウンコウセイ、現5歳世代からはステークス勝ち馬のフミノムーン、ブラックムーンが出現。