今春、待望のG1ウィナーを送り出し、産駒が毎週のようにJRAで勝利するなど、勢いに乗るアドマイヤムーン。週末のJRA開催ではフミノムーンがバーデンバーデンC (L)に勝利した。
7月16日(日)、福島競馬場で行われたバーデンバーデンC (L)に出走したフミノムーン。休み明けにもかかわらず1番人気に推されたフミノムーンは、スタートを決めると、二の脚を生かしてすんなりと好位へ。道中は4~5番手でしっかり折り合いをつけたフミノムーン。直線を向き、追い比べのレース展開の中、外から自慢の末脚を一気に繰り出したフミノムーンは、ゴール前で内から並びかけた馬に負けじと、さらに末脚を伸ばし、2着に頭差をつけ勝利した。
フミノムーンは母フミノシンデレラ、母の父サンダーガルチという血統の5歳牡馬。母はJRA2勝。本馬の半弟にはJRAで特別2勝、札幌日経オープン(L) 3着のフミノヤマビコ。また、いとこにあたるテイエムダイパワーは、JRAで特別2勝、京都2歳S (L) 3着。そして近親の種牡馬Includeは、ピムリコスペシャルH (G1)を含む重賞3勝の活躍馬。
フミノムーン(2012年生・牡・栗)
父アドマイヤムーン 母フミノシンデレラ 母の父サンダーガルチ
馬主 谷 ニ 様
栗東 西浦 勝一 厩舎
浦河町 斉藤英牧場 生産
アドマイヤムーンはG1レース3勝を誇る、JRA年度代表馬。ジャパンカップ(G1)では、不屈の精神で内外の一流馬を撃破。産駒は距離不問の活躍:G1スプリンターのセイウンコウセイ、ハクサンムーン、G1マイラーのレオアクティブ、2000mの強豪アルキメデス。現4歳世代からはG1ウィナーのセイウンコウセイ、現5歳世代からはステークス勝ち馬のフミノムーン、ブラックムーンが出現。