1210 ()、阪神競馬場で行われたメイクデビュー阪神 (2歳新馬、ダート1800m) において、キングズベスト産駒アンタガシャチョウが出走。3番人気に支持された本馬は、無難にスタートを決めると、道中は3番手でしっかり折り合いレースを進める。絶好の手応えのまま直線に向くと、あっさり先頭に立ち、そのまま楽に後続を突き放し、最後は2着に4馬身差をつけて圧勝、デビュー戦を見事勝利で飾った。 

アンタガシャチョウは、日高町、下河辺牧場生産の2歳牡馬。母はペケジェイ、母の父Tiznowという血統。姉にマリーンC (Jpn-3)、スパーキングレディーカップ (Jpn-3) 2着など牝馬重賞戦線で活躍したブルーチッパーがいる。母ペケジェイも中央ダート戦で2勝を上げている。500kgを超える雄大な馬格と、新馬戦でみせた圧巻のパフォーマンス、そして血統的背景からも本馬には相当な素質を感じさせられる。本馬には、姉があと一歩まで迫り成し得なかった重賞制覇をぜひ期待したい。

 

アンタガシャチョウ (2014年生・牡・黒鹿)

父キングズベスト 母ペケジェイ 母の父Tiznow

馬主 (株) ミキハウスHKサービス 様

栗東 野中 賢二 厩舎

日高町 下河辺牧場 生産

  

キングズベストは、日本ダービーおよび天皇賞の覇者エイシンフラッシュや英ダービーをレコードで制した凱旋門賞馬ワークフォースなど偉大な競走馬を送り出す、世界的名種牡馬。本邦初年度産駒が、2016年待望のデビューを迎え、既に4頭のデビュー勝ちを含め7頭の産駒がJRAで勝ち名乗りを上げている。